Solution
Solution
→作業工程の見直しや衛生管理の徹底が急務
→工程検証や環境モニタリングを目的とした検査も増加
→消費期限・賞味期限の延長や、その延長技術の創出
衛生管理の意識向上とともに、
微生物管理の重要性も見直され、
より対策が進められています。
食中毒・有症苦情等※細菌、ノロウイルスなど
◆病原物質別発生状況(患者数)
厚生労働省「令和元年食中毒発生状況」より
微生物基準の逸脱(自社、納品先等の基準)
※一般生菌・大腸菌群など
細菌-麺変色
酵母-菓子の膨張
カビ-パン変色
カビー飲料で浮遊物
◆写真:全て弊社での再現品です
衛生的で安全な食品を生産するために、
微生物の汚染リスクを減らすことは、
とても重要な課題です。
(微生物対策は、衛生管理の要と言えます)
イカリ消毒は、食品製造の日常管理から、
問題発生時の緊急対応まで
幅広く対応しています。
微生物モニタリング検査員が対応
<微生物知識と調査技能を持つ>
LC環境検査センター 微生物検査
検査トレーニングや監査のため、検査室を訪問すると、
検査そのものや検査環境に対する様々な悩み・相談をうけます。
など
そこで今回は、
これらの悩みを解消できる、
オープンクリーンシステムKOACHを
ご紹介します。
超高性能フィルタと独自の整流技術で、
周囲を囲うことなく、
世界最高レベル(ISO Class1※)の
クリーン空間を形成します。
➡ 微生物も存在しない無菌空間です。
※0.1μm以上の粒子数10個以下/㎥
メインフィルタとして搭載されたFERENAは、エレクトロスピニング法による超高性能ナノファイバーフィルタです。ULPAフィルタと同等の捕集性能を有しながら、圧力損失をHEPAフィルタと同等に抑えます。
一定の速度・方向に吹き出す気流(同一ベクトル集合流)を対向させると、中央で衝突し、外向きの気流が発生します。この気流の力で、外部からの塵埃の流入を防ぎ、内部で発生した塵埃も滞留させることなく排出します。
検証のため、落下菌(カビ)に対するKOACHの性能試験を行いました。
結果 : クリーン空間内の
落下カビ数は0でした。
両側から挟み込むだけで、
簡単に無菌空間ができるKOACHは、
検査室の信頼性確保に役立ちます。
ガスバーナー周囲で落下カビ数を
測定(3時間)した結果
ガスバーナーの近くでも
カビが落下している様子
オープンな無菌空間、移動も簡単だから、作業効率も格段に向上します。
視界が良いから、
細かい作業がしやすい
立ち作業や手を持ち上げる
試験も可能
流れ作業や新人のフォローも楽々
検査に合わせて移動できる
製造現場の落下菌対策としても、
KOACHは有効なのか?
加熱済食品を包装する前の一時保管・放冷工程で、落下菌汚染が発生し、問題となるケースがあります。
そこで、蒸しパンの放冷工程を再現し、有効性を評価しました。
結果 : 通常(KOACH使用なし)は、
5日目からカビが生えるところ、
KOACH使用ありでは、
14日後でもカビは0でした。
既存現場の限られたスペースでも、
KOACHは設置可能です。
空中微生物を0に抑え込み、
不良品によるロスの低減や、
食品の日持ち向上につながります。
湿気がこもらず、
作業や清掃がしやすい
現場に合わせて、
クリーンゾーンを変更